ケリーパッドの利用について

ケリーパッドの利用について

ケリーパッドとは、洗髪に利用する介護用品です。寝たままで洗髪する際に、頭にかけたお湯がこぼれて衣類や布団が濡れないようにするための、お湯の流れ道を作る介助用具のことです。

ケリーパッドの購入

介護用品なのですが、特に介護保険の補助対象にはなっていないので割引などはありません。介護用品店やインターネットで購入することができます。しかし、購入するよりも作る方が簡単で衛生的でもあるということで、購入する人は少ないようです。

ケリーパッドの作成

新聞紙、大きめのバスタオル、大きめのビニール袋があれば簡単に作れます。新聞紙を棒状に固く巻きます。その周りにバスタオルを更に巻き、左右２カ所を洗濯バサミや輪ゴムで留めます。

巻いたものをＵ字型になるようビニール袋に入れて完成です。バスタオルではなく、トレーナーなどで代用することも可能です。また、新聞紙が固すぎると感じる場合は、バスタオルなどを芯として利用するといいでしょう。

 
＞関連：なぜウチシルベは無料で老人ホームを探してくれるの？
 

利用する場合は濡れないように注意する

洗髪前には、まず利用者さんへ声掛けをします。衣服が濡れるのを防ぐために首にはタオルを巻き、ベッドや布団にも防水シーツを敷いておくと良いでしょう。Ｕ字型のクッション部分に首をのせ、ケリーパッドの反対側のビニール部分をバケツや洗面器の中に入れ、お湯が流れるように設置します。ビニールの口部分をすぼめてガムテープなどで留めると水が流れやすくなります。イメージとしては、美容室で髪を洗ってもらうときのような状態になります。

頭が濡れると冷えてしまうので、室温は温かくしておきます。お湯は３８～４０度くらいのものを用意します。ピッチャーへ入れておくと使用しやすいですが、ない場合はペットボトルで代用できます。お湯をかける際は必ず自分の腕にかけて温度を確認し、利用者さん本人にも確認しながら流しましょう。

また、洗髪時に泡をすすぐ際は、まずタオルで泡を拭き取ってから流すとお湯の量が少なくて済みます。洗髪後はケリーパッドの水気を拭き取り、ドライヤーで素早く乾かすようにしましょう。

施設を効率よく探すには？

在宅生活が難しくなってきた高齢者の入居先探しはこちらから無料で相談可能です。
持病や既往歴、要介護度に合った老人ホームをを探すのはとっても大変。全国の老人ホームに詳しいプロに頼めばスムーズに入居先を決めることができそうです。