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言語障害の症状と失語症の関係について

記事公開日:2016/01/19、 最終更新日:2018/07/11


言語障害の症状と失語症の関係について

言語障害の症状と失語症の関係について

言語障害とは、言語への適切な理解と表現が困難な状態のことを言います。言語障害には、音声発声機能の障害と言語機能の障害との2種類があります。前者は、音声、発声、話し方について困難な症状であり、後者は、表現や理解についてを言います。

 

①言語障害と失語症

適切な発声と音声が不安定になる症状に失語症があります。失語症とは、脳内出血、脳血栓などの脳血管障害や交通事故などによる頭部の外傷によって、大脳の言語中枢機能が損傷を受けて、聴く、話す、読む、書くといった言語能力が大きく障害されます。

話したいことが言えない、言い間違いをする、他人の話す言葉も理解できなくなるなどの困難な症状も現れます。子どもでも通常の言語発達をしている途中で、脳の障害を生じると、失語症に陥ることがあります。

②ろれつが回らない構音障害について

話す、という動作は、言語中枢からの指令で、口、舌、咽頭、口蓋などの発生によって必要な器官の正常な運動で行われています。そのなかでもパーキンソン病は、発声筋肉の硬直が引き起こされて、言葉の抑揚に乏しく、小声で早口になり、語尾などが、聞き取りにくくなるという特徴があります。

筋肉そのものがおかされる進行性筋ジストロフィーでは、口唇音のパ行はバ行に、舌音のラ行はダ行に、軟口蓋筋の麻痺によってガ行は鼻声になるのが特徴的です。重症筋無力症は、会話を続けているうちに言葉が不明瞭になることがありますが、休養をとると改善するという特徴があります。それ以外でも薬物、アルコール中毒、精神心因性疾患でも、言語の構音障害が起こることがあります。

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③言語発達遅滞 について

知能の発達に遅れがあったり、対人関係がうまくいかないなどの様々なことが原因で言葉の発達が遅れることがあります。ダウン症候群、自閉症、知的障害などによって生じます。

また知能の発達は正常でも、知的能力間にアンバランスがあるために、言葉の読み書きが遅れてしまうといった学習障害(LD)児などがあてはまりまず。

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