高齢者の入院と要介護認定
記事公開日:2015/06/16、 最終更新日:2018/07/25
高齢者の入院と要介護認定
高齢者になると、体調を崩し入院される方もいらっしゃいます。特に要介護認定を受けている方は、何らかの病気を抱えている人も多い為、病状が悪化し入院する可能性が高いでしょう。今回は高齢者の方が入院した場合、考えておくべきポイントについて整理しておきましょう。
廃用症候群ってなに?
入院し安静期間が長くなり、今まで自分で立ち上がりや歩く事が出来た人が、動けなくなってしまう事は良くある事です。一般的に、1週間ベッドで安静にしていると体の筋力は15%程度低下すると言われています。更に安静期間が長くなると、関節が硬くなる関節拘縮や肺炎、床ずれ等のリスクが高まるでしょう。このように、安静により引き起こされる体の悪影響は廃用症候群と呼ばれています。高齢者は短い入院期間であっても廃用症候群を引き起こしやすく、注意が必要です。
また近年、長期間の入院により認知症となってしまうケースが多数報告されています。認知機能を維持する為にも、入院中は出来るだけ面会に訪れる様にすると良いでしょう。
まず、要介護認定を受けよう
廃用症候群により、今まで出来ていた事が出来なくなってしまった場合、退院して再び自宅で生活する事に不安を感じる人も少なくないでしょう。その為、入院になった時点で要介護認定を受ける事を頭に入れておきましょう。要介護状態と認定されれば、介護保険による介護サービスを受ける事が出来ます。手続を円滑に行う為に、入院初期から病院の社会福祉士等に相談すると良いでしょう。
区分変更は申請可能です
元々要介護認定を受けている方が入院した場合、病気の悪化により介護度が高くなっている可能性があります。その為、入院前と状態が変化している場合は介護度の区分変更を申請しましょう。区分変更の手続きは、担当のケアマネージャーに相談し進めると良いでしょう。また、入院により状態が大きく変わっている場合、今まで受けていたケアプランを変更する必要があります。今後どの様なケアが必要なのか、担当のケアマネージャーと一緒にケアプランについてしっかり話し合いましょう。
今回は高齢者の入院と要介護認定について考えてみました。近年は、廃用症候群の悪影響を避ける為に、病院でも安静期間を少なくする努力がなされています。しかし、一度入院すると退院して再び自宅で生活する事に不安を感じる人も多いでしょう。自宅へ戻る事が難しいと感じるなら老人保健施設等に一時的に入所するという方法もあります。退院になったとき必要なサービスがスムーズに受けられるように、早い段階から行動すると良いでしょう。
施設を効率よく探すには?
高齢者が一度入院すると一気に要介護状態が進行します。退院後自宅に戻れなくなることも多いです。退院後の入居先を探したい場合にはこちらから無料で相談しましょう。高齢者の入居先をプロが探してくれます。医療的なケアが必要な場合にも対応してもらえるホームが多数みつかります。
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