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多発性脳梗塞の高齢者は増加している

記事公開日:2016/01/25、 最終更新日:2018/07/11


多発性脳梗塞の高齢者は増加している

多発性脳梗塞の高齢者は増加している

食事の欧米化が進み、脳梗塞や心筋梗塞など、血液の病気になる人が増えています。また、脳梗塞患者の多くは、何度も脳梗塞を繰り返しています。この、何度も脳梗塞を繰り返している状態を、多発性脳梗塞と言います。

 

①脳梗塞は脳の病気ではなく血液の病気

脳梗塞は、脳の病気ではありますが、もともとは血液の病気から脳に転移したと考えることが妥当となります。これは、ドロドロしている血液が体内を流れていることにより、血液の中で血栓ができ、その血栓が脳へ移動したことにより脳梗塞を引き起こしてしまうのです。

そのため、さらさらした血液であれば、脳梗塞にかかるリスクはかなり減少します。

また、高齢になって血液がドロドロするのではなく、若い時の食生活などに伴い、血液がドロドロしています。そのため、若い時の食生活などの生活習慣は、高齢になるにつれてとても重要なことになります。

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②何度も繰り返される脳梗塞により、症状も重症化

多発性脳梗塞は、2度以上の脳梗塞を起こした場合に、診断名として付くことが多いです。また、一回の脳梗塞でも2箇所以上の場所で脳梗塞が見つかった場合にも、診断名として「多発性脳梗塞」となることもあります。このように、何度も繰り返されてしまう脳梗塞を、多発性脳梗塞と言い、繰り返されることにより症状が悪化していきます。

初めの脳梗塞では、軽度の麻痺のみだったとしても、脳梗塞の回数が増えるごとに症状が重症化することは少なくありません。また、症状が重症化するだけではなく、脳梗塞に伴い死に至る事もあるため、脳梗塞予防はとても重要なこととなります。

 

③日々の健康維持で、脳梗塞予防

脳梗塞は、予防することができ、早期発見できれば麻痺が全く残らないこともあります。そのため、日頃から体調管理に気をつけ、脳梗塞予防を行うことが重要となります。特に、一度脳梗塞になったことがある患者の場合は、内服管理や水分摂取など、できることから行っていくことが重要となります。

さらに、適度な運動を取り入れ、少しでも体調の変化に気が付いたら、早期受診をすることをお勧めします。症状が出現した後、早ければ早い分だけ治療もスムーズに行うことができ、今までと同じ生活を送れる可能性もあります。そのため、日頃からの健康維持と、脳梗塞予防はとても重要なこととなります。

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