リアリティー・オリエンテーションとは
記事公開日:2016/02/04、 最終更新日:2019/04/16
目次
リアリティー・オリエンテーションは現実の認識を高める
リアリティ・オリエンテーション(現実見当識訓練)とは、1968年Folsom退役軍人管理局病院の提唱から始まりました。リアリティ・オリエンテーションとは、今は、何月何日かなどといったことや、季節はいつなのかといった時間や今いる場所などが判らないなどの見当識障害を軽減するための非常に簡単な訓練であり、現実の認識を深めることを目的としています。
個人情報に関する質問に始まって、今居る場所や日付などの質問を繰り返すことによって、また日常生活で当然と思ってしてきていた動作を通じ、対人関係など取り戻して、残存している機能に働きかけることで認知症の進行を遅らせることを期待する療法となっています。
①リアリティ・オリエンテーションの種類への注意点
リアリティ・オリエンテーションには2つの実施方法があり、24時間リアリティ・オリエンテーションとクラスルームリアリティ・オリエンテーションというものです。
24時間リアリティーオリエンテーションとは、認知症高齢者とスタッフとの日常生活のケア、基本的なコミュニケーションの中で、自分は誰であるのか、今現在自分はどこにいるのか、今は何時なのか、など基本的な事柄について、現実的の認識、天気や曜日、時間と場所、季節などの情報を自然な形で繰り返すようにする返答するアプローチです。
例えば、認知症高齢者が、排せつや着替えの途中など日々のケアの中で、注意や関心を天気、曜日や時間に向けたり、室内に飾られている花や昼食の味噌汁のにおい、旬の魚を焼くにおいなどと言った見当識を与える機会の両方とを与えます。
②クラスルームリアリティ・オリエンテーションでの注意点
クラスルームリアリティ・オリエンテーションでは、3から8人までの少人数の患者が会合しスタッフの進行のもとで決められた見当識プログラムにそって個人および現在の基本的情報(場所、時間、日時、人物など)が提供され訓練されます。更には患者さまとスタッフ、グループ同士のコミュニケーションを介してお互いの理解度を深めるといった重要な目的もあります。
さらには、コミュニケーションなど対人関係の能力を取り戻すのにも有効に積極的に活用されている療法です。
この療法の目的は、認知機能が低下すると活動力も低下してしまうため、人と触れ合うこともなく、時間や曜日の感覚をも薄れてしまうことを防ぐ目的があります。
強制的にでも現実感のある体験を経験させることによって、様々な基本的な情報を提供することがリアリティオリエンテーションなのです。
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