理学療法は運動療法、物理療法、動作訓練に分かれる
記事公開日:2016/02/05、 最終更新日:2018/07/11
理学療法は運動療法、物理療法、動作訓練に分かれる
理学療法とは高齢や障害などによって、身体が障害の状態にある者に対して、運動能力の維持、さらにその基本的動作能力の回復を図るために、治療体操その他の運動を行わせて、合わせて電気療法、マッサージ、水、光線、温熱その他の物理的手段を加える治療方法のことをいいます。
理学療法の直接的な目的は運動機能能力の回復にありますが、それだけではなく、日常生活活動の改善を目指して、最終的には生活の質の向上をめざします
病気やケガなど何らかのことが引き金となって、日常の動作が不自由になるようなことがあったら大変です。そのようにならないように自分だけでの歩行などを目指す生活の質の向上は当たり前のことと言えます。理学療法では、病気や障害があっても住み慣れた土地空間での自分らしい生活を送れるようにということを目指しています。
理学療法の中には、大きく分類すると、運動療法と物理療法、動作訓練があります。
①理学療法の中の運動療法について
運動療法とは、身体の全体または一部分を動かすことによって症状の軽減緩和や機能の回復を目指す療法のことをいいます。治療体操、機能訓練などとも言います。運動療法というのは、その名称どおりに、身体を使って運動すること、つまり身体を動かすこと、を治療法として用いることです。
理学療法と物理的療法は物理的なエネルギー(熱・水・光・電気・徒手)を用いて、疼痛をやわらげたり、循環の改善やリラクゼーションの目的で使用する療法に使われており、温熱療法や水治療法、光線療法、電気療法、マッサージに分けられています。他から受ける他動的な治療法です。
②日常生活動作訓練についての注意点
日常生活動作訓練とは、疾患によって身体機能に生じてきた障害が長期間におよぶ場合や生涯つづくと判断された場合に限って、その障害と残存している機能および周辺機能を考慮しながら、一番最適な方法で日常生活に必要な動作を再獲得する訓練となります。
日常生活動作訓練には以下の種類があり、1起居動作訓練 寝返り、起き上がり、坐位保持、立ち上がり
2移動動作訓練 車椅子への移乗、車椅子の駆動、歩行、階段昇降など
3食事動作訓練 スプーン、箸の使用法、食器の把持など
4整容動作訓練 手や顔を洗う、歯磨き、整髪、爪きりなど
5更衣動作訓練 衣服の着脱、装具の着脱など
6トイレ動作訓練、便器までの移動、ズボン・パンツの上げ下げ、後始末
7入浴動作訓練、浴槽への出入り、身体を洗う・流す、脱衣、着衣などの7項目になります。
施設を効率よく探すには?
リハビリを受けられる老人ホームを探したい方はこちらから無料で相談可能です。
老健や病院を退院した後もリハビリを続けたいという方におすすめの入居先を紹介してもらえます。
人気記事
老人ホーム探しはおまかせください
お住まい相談員がピッタリの老人ホームをご提案
09:00~18:00
(年中無休)
老人ホーム探しは、わたしたちにおまかせください!
相談無料!
全国対応!
相談無料!
全国対応!