高齢者の正しい杖の選び方
記事公開日:2016/02/08、 最終更新日:2018/07/11
高齢者の正しい杖の選び方
自立した生活を続けるためには、まず歩けることが第一です。しかし年を取ると筋肉が衰え、歩行が困難になってきます。歩けなくなり自宅に引きこもりがちになると、他のさまざまな機能も退化してしまいます。歩行がつらいと感じたときには、きちんと杖を使って、膝や腰に負担をかけないように注意が必要です。
杖の種類
最も一般的なのがT字型杖です。柄に対して握りが垂直についているものです。折りたためるコンパクトタイプのものもあり、ときどき使うという方には持ち運びに便利です。
ロフストランドクラッチは、前腕固定型杖とも言います。握りよりも上部に腕を支える輪っかが付いています。握力がない方はT字型杖だと落としてしまうので、腕を通して握るタイプだと安定します。下半身麻痺や片麻痺の方の歩行を補助します。
肘支持型杖は、肘を曲げた状態で握るような形をしています。肘から手首までを肘掛けに乗せて腕をバンドで固定し、腕全体で体重を支えます。手首や肘に障害があったり、リウマチの方に使いやすい杖です。
多脚型杖は、地面に付く面が3~4本に分かれている杖です。1本杖だと床で滑ったり体重をかけた時に倒れる可能性がありますが、多脚型杖は杖自体が支え無しで立っているので安定しています。麻痺の強い方などに適しています。
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杖の選び方
杖にはざまざまな種類がありますが、それは用途に応じて形が異なるからです。なんでも良いというものではありません。病気や症状に合った杖を選ぶことが重要です。また、握りの高さや全体の重量なども重要な要素です。色や形が気に入っても、用途に合っていなければ杖としての役目が成り立ちません。杖を選ぶ時は、理学療法士など専門家と一緒に、どういった種類の杖で、重量やバランスなどはどのようなものが良いかをきちんと見てもらうことにしましょう。
歩行の状態が変われば、おのずと使う杖の種類も変わってきます。使い勝手が悪くなったと思った時は、専門家に相談しながら新しい杖の購入を検討しましょう。
高齢者と杖
高齢になると、たいていの人は歩行に支障が出ます。スピードがゆっくりになる、小刻み歩行になる、バランスが悪くなる、すり足になる、などです。筋肉が衰えるので円背になることもあります。こうした姿勢を続けると、腰や膝に余計な負担がかかり、ますます歩行が難しくなってしまいます。歩行は健康の第一歩です。自分に合った杖を正しく選び、姿勢よく歩くことを心がけましょう。
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