生命の信号となるバイタルサイン

生命の信号となるバイタルサイン

バイタルサインとは医学・医療用語であり「バイタル」は「生きている」、「サイン」は「兆候」と言う意味です。つまり、人間が生きている状態であるという事を示す兆候という意味です。バイタル測定とは通常それらの兆候の中から、体温・血圧・脈拍・呼吸速度を測定しています。そこで、バイタルの正常値、異常値をご紹介したいと思います。

 体温は個人差が大きい

正常な体温は、年齢、個人、行動などの個人の状態によって変わりますが成人の腋窩で平均36～37℃。直腸は腋窩より0.5℃高く、口腔内は腋窩と直腸の間ぐらいであると言われています。一日の内では午前４時～６時がもっとも低く、午後２時から７時までがもっとも高くなると言われています。

体温の異常値は35℃以下または42℃以上です。日頃から体温を測って自分の平熱を確認しておきましょう。

血圧は変動がある

血圧とは、心臓から全身に送られる血液が動脈の血管を押し広げようと壁に加える力の事です。心臓が縮んで血液が送り出される時に最も上がり(最高血圧)、心臓が膨らむ時にもっとも下がり(最低血圧)ます。血圧の正常値は最高血圧110から130、最低血圧60～90位です。血圧は運動後や入浴で変動しますのでできるだけ安静時に測定するようにしてください。
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脈拍は心臓の状態を図る目安になる

正常な脈拍は1分間に50～60回から100回の間が正常です。異常値としては1分間に40回未満または測定不可能である事を言います。徐脈とは１分間で60回以下のもの、不整脈とはなんらかの原因でリズムが乱れている事を言います。脈拍を知る事により、心臓の心拍数を数える事ができます。

脈拍は激しい運動や精神的興奮、入浴等によって増加しますので測定時は安静を心がけてください。

呼吸速度について

成人の正常な呼吸数は１分間に16回～20回です。呼吸速度は年齢によっても正常数が変わってきます。血圧や脈拍と同様で、変動がありますので安静時に測定するようにして下さい。

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