高齢者のフットケア
記事公開日:2016/02/24、 最終更新日:2019/03/14
足の爪は体を支え、足の指先が蹴りだす力を体に伝えています。高齢になると、新陳代謝の低下により足の爪は伸びにくくなり、乾燥などにより厚く硬くなってきます。また、高齢者は水虫になりやすく、水虫になると、巻爪になったり爪が厚くなり変形したりします。爪が変化することにより、うまく体を支えることができなくなり、足の指先が蹴りだす力を体に伝える事ができなくなるため、立位困難や歩行困難といった症状が出てきてしまいます。そのため、高齢者にとって足のケア、つまりフットケアはとても大切なものとなってきま。ただし視力の低下や身体的機能の低下があり足先まで手が届かないなど、高齢者は自分自身で足のケアを行う事が困難な場合があります。
フットケアの方法
足をよく観察する。
まずは、しっかり観察を行い、異常がないか観察する必要があります。
・足の色:黒っぽくなってチアノーゼになっていないか確認します。
・足の温度:冷たい場合には循環不全が考えられ、熱い場合には腫れたり赤くなったりして炎症は起きていないか確認します。
・踵:ひび割れや踵水虫になっていないか確認します。
・指と指の間:痒くなっていないか、白く皮がむけ水虫になっていないか確認します。
足を清潔に保つ。
高齢者では身体機能の低下から、足先まで指が届かず、きれいに保つことも難しくなってきます。そのため、手伝って足を洗う必要があります。実際の行い方は
・足首がつかるくらいのお湯を洗面器またはバケツのような容器に入れ足をつけます。この際、お湯に入浴剤などを使うのもお勧めです。
・石鹸をよく泡立てて、指の間・土ふまず・踵を丁寧に洗っていきます。
・石鹸をよく洗い流します。この際に石鹸分が残らないよう注意が必要です。
・タオルで拭き取る。水分が残らないよう指と指の間もきちんと拭き取っていきます。
・しっかり乾燥させた後、保湿を行います。
足の爪を切る。
足の爪は入浴や足浴を行った後は柔らかくなっているため、高齢者のように厚くなってしまっている爪でも切りやすくなります。そのため、入浴・足浴後に爪を切ることをお勧めします。爪の切り方としては、丸く切るより、四角くスクエアカットします。爪の長さは足の指先に平らな物を当てて、爪が当たらないくらいの長さとし、白い所をすべて切ると深爪になってしまいます。また、厚くなってしまった爪には爪切り用のニッパーもお勧めです。
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