風に吹かれただけで痛い痛風
記事公開日:2016/03/02、 最終更新日:2018/07/10
風に吹かれただけで痛い痛風
痛風という病気は、字の通り、風に吹かれただけで痛いという症状が特徴です。痛風は痛みを起こすだけでなく、命に関わる重大な病気の原因となる危険もあります。そのため、最近では痛風を意識したアルコール飲料やサプリメントも発売されています。
それでも、人ごとのように思っている方は多いと思います。しかし、不規則な生活を長年続けていると誰でも痛風になる可能性があるのです。
痛風の原因とは
痛風は、長年高カロリーの食事や飲酒を続けていることで、血液中の尿酸値が高い状態となり、突然足の指の付け根や関節などが赤く腫れ締め付けられるような激痛が起こり、足が動かせなくなります。この状態を痛風発作といいます。
細胞が新陳代謝を繰り返してエネルギーをつくるとき、摂取した栄養素はプリン体に分解され、最終産物として不要な尿酸がつくられます。血液中の尿酸の量は、ほぼ一定に保たれており、つくられた量と同量の尿酸が、毎日尿や便と一緒に体外へ排泄されます。
しかし、高カロリーの食事や飲酒でプリン体を多く含むものをたくさん摂取したり、急激なエネルギーの消費により尿酸が過剰につくられてしまったり、また細胞自体がプリン体を持っており新陳代謝に伴ってプリン体が出てきてしまうなどが原因で、尿酸の排泄が間に合わず血液中に多く残ってしまいます。尿酸は普段血液中に溶けていますが、溶けきれなくなった尿酸は結晶となり関節などに沈着します。そのため、痛風発作を起こしてしまうのです。
長年の生活習慣が招く恐ろしい病気
痛風発作は中高年の男性に多く見られます。しかし、その原因となる高尿酸血症は実は高齢者に多いのです。痛風は発作が起こらなければ良いというものではありません。
高尿酸血症は、痛風だけではなく尿路結石や腎障害を引き起こしたり、動脈硬化などの血管障害から脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる重大な病気を招く危険もあるのです。
どうやって治療するのか
風が吹いただけでも痛みを感じ、さらに命に関わるような病気を招く痛風は、軽く考えずにしっかり治療しなければなりません。治療方法は原因となる尿酸値を下げるために、尿酸産生抑制薬、尿酸排泄促進薬を使用するのが一般的です。しかし、それだけでなく尿酸をつくり出さないように生活習慣を見直す必要があります。
食生活を見直す場合、過度な食事制限は栄養が偏るなどかえって身体によくありません。また、肥満も尿酸値を上昇させる原因となるため、プリン体を多く含む食材を避けてバランスのよい適度な量を摂取するようにします。お酒にはプリン体が多く含まれています。しかし、お酒好きな方にとって禁酒はストレスになります。そのストレスも尿酸値を上げるといわれています。最近ではプリン体カットのお酒も発売されていますので、そのような種類を選んで、ストレスを溜めすぎない生活を心掛けましょう。
その他、過度な運動もエネルギーをたくさん作り出すことで、同時に尿酸も多くつくってしまうので、健康のための運動は、軽く長く続けられるものを選びましょう。
このように、薬に頼るだけでなく生活習慣を見直して、健康的な生活を送りましょう。
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痛風は生活習慣病の一種です。食生活などによって引き起こされる病気です。老人ホームや高齢者施設の食事管理に気をつけなければならない病気をお持ちの場合にもそのことをプロにご相談下さい。
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