頑張るからこそ陥る介護職のバーンアウト
記事公開日:2016/03/03、 最終更新日:2018/07/10
頑張るからこそ陥る介護職のバーンアウト
日本はストレス社会といわれるほど、生活の中にストレスを感じる場面は多くあります。介護職は、認知症の利用者さんを相手にして、思うようにいかなかったり、時には死と直面しながらも笑顔で他の利用者さんと接する必要があり、知らないうちにストレスが溜まってしまうものです。
①バーンアウトする職員が増えている
今まで普通に仕事をしていたのに、ある日から何だかやる気が出ない、疲れが取れない、自分が嫌になる、無感情になってしまうなどの症状が現れ、仕事ができなくなってしまう職員がいます。何とか仕事ができていても、同じような症状を感じている職員は意外に多くいるのです。
このような状態になってしまうことを燃え尽きるという意味からバーンアウトといいます。利用者さんのことをしっかりと考え、向き合い、利用者さんのために働いている方が多く、そのような職員がバーンアウトしてしまうことで、利用者さんへのサービスの質が低下してしまうのです。
②意外と気付かない症状
仕事をしていればそれなりに疲れやストレスを感じます。そのため、自分がバーンアウトしていることに気付かない方は意外と多いのです。しかし、必ず何らかの徴候が見られます。身体の症状として現れるのは、疲労感、頭痛、不眠、便秘、腹痛などです。そして、心の症状としては、不満に感じたり、イライラ、無気力、他者と関わることがわずらわしく感じたり、薬やアルコールへの依存が見られます。
それ以外にも、今までと違ってどこか調子が悪いと感じたり、いつもと違う様子を周りに指摘されることがあるかもしれません。そのような時は、もしかするとバーンアウトになりかけているかもしれません。
③燃え尽きないための対処法
バーンアウトに陥るのは、やる気があり、理想を持っている責任感の強い人やストレスを溜め込みやすい人に多いといわれています。頑張るからこそ、自分の目標を高く持っており、その重圧に耐えられなくなったり、目標に届かないことで自分を責めてしまうのです。
しかし、そのような素因を持っていなくても、私たちにはコップのようにそれぞれ大きさの違うストレスや重圧を溜められるものを持っています。その容量を超え、溢れ出してしまえば誰でもバーンアウトを起こしてしまいます。
そのため、まずはバーンアウトがどんなものなのかを知っておくことが大切です。それにより、小さな徴候であっても冷静に判断して適切な対処ができ、バーンアウトになることを防ぐことにつながります。そして対処法となる自分なりのストレス解消法を身につけておくことや症状によっては休養を取ったり、カウンセリングを受けるなど、自分で自分を理解することが大切です。
介護という仕事は、高齢者の人生の一部と関わるとてもやりがいのある仕事です。しかし、だからこそ責任が重く負担も大きくなってしまうのです。介護を利用する方も、介護職のこのような状況を理解し、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。そのひと言で救われることがたくさんあるのです。
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