日常生活を取り戻すための回復期リハビリテーション
記事公開日:2016/03/08、 最終更新日:2018/07/10
日常生活を取り戻すための回復期リハビリテーション
病気や怪我などにより、治療した後すぐに自宅に帰るのは不安が多いと思います。そのため、入院中に低下した筋力や病気や怪我などで低下した身体機能を入院前の状態にまで出来る限り回復させて、自宅で生活出来るようにする回復期リハビリテーションというものがあります。
①機能回復のための専門的なリハビリ
一昔前は特に病気による入院期間の定めはなく、治療の必要があれば長期間入院することも可能でした。しかし、現在は医療の進歩に伴って治療に必要な期間が短くなったことや、診療報酬の関係から病気によってある程度の入院期間が決められており、最大でも3ヶ月程度となっています。しかし、脳血管疾患や大腿骨などの運動器の骨折、脊髄の損傷、安静状態が長いことによって起こる廃用症候群では必要な治療を終えた後も入院前と同じくらいの日常生活動作が出来るようになるまでは時間が必要です。
病気の症状が一番酷い時期に薬などで治療している期間を急性期と言い、症状が落ち着いて身体が元の状態に戻ろうとしている期間のことを回復期と言います。回復期リハビリテーションは専門的なリハビリを行うことによって急性期を脱した後、十分な日常生活動作が出来るようになるための専門的なリハビリを行うことが出来ます。
このような回復期リハビリテーションは回復期専門の病院や、病院の中でも回復期を専門的に取り扱う部門で行われています。
②専門的なリハビリを行う職種
リハビリにはその方の状態や病気により必要な内容が異なります。そのためそれぞれに合わせて日常生活動作を取り戻すためのリハビリ内容を考えなくてはなりません。そのリハビリを担当するのが理学療法士、作業療法士という職種です。
理学療法士は病気などによって低下した運動器をはじめとする、身体の様々な機能を回復させるためのリハビリを行います。作業療法士は生活に必要な、服を着る、食事をとる、入浴をするなどの一つ一つの細かな動作や、退院後の生活を見据えた仕事や家事など、その人の家庭での役割が行えるようにするためのリハビリを担当します。また、それらのリハビリに関して、看護師や介護士などの他職種も日常の中で可能な限り回復を促す様な関わりをすることで効果を高めます。
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③自分でできるということ
高齢者の多くは長年の生活習慣や加齢に伴う病気を抱えています。また病気になったときの回復に要する期間も若い世代よりも長くなってしまいます。時に病気や怪我により長期間安静にしていたことが原因で、寝たきりとなったり、入院をきっかけに介護が必要になってしまう方もいます。しかし、出来るだけ長い間自分で自分のことができ、さらに自宅で生活がしたいと考えている高齢者は多くいます。
回復期リハビリテーションでのリハビリは日常生活動作を取り戻すための機能回復に限らず、例え病気や怪我などで失ってしまった機能があったとしても残された機能を使って日常生活ができるようなリハビリも行います。老後の生活をより良く生きるためには自分でできるということがとても重要になります。
自分でできないことがあるとき、人の手助けは本当にありがたいことです。しかし、どんなことよりも自分のことを自分でできることが一番だと高齢の方はいいます。そんな希望をかなえるのが、回復期リハビリテーションなのです。
施設を効率よく探すには?
高齢者にとって介護をしてもらうよりも自分のことが自分でできることが大きな喜びだったりします。リハビリ対応可能な老人ホームを希望する場合にはこちらから無料で相談可能です。
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