高齢者とその家族を支える家庭奉仕員制度
記事公開日:2016/03/08、 最終更新日:2018/07/10
高齢者とその家族を支える家庭奉仕員制度
類をみない超高齢化社会となった日本では、高齢者が過ごしやすいよう、保険制度や介護施設などさまざまな環境が整えられています。
その超高齢化社会の中で、活躍しているホームヘルパーは要介護者の自宅に訪問して身の回りの生活介助を行っており、今ではいなくてはならない大変重要な存在です。
①家庭奉仕員制度とは
在宅介護の歴史は意外と古く、元々は不治の病や障害のために家庭に支障をきたす場合に、家政婦が短時間派遣されるものでした。それが広まり、家庭奉仕員派遣制度となり形を変えて現在のホームヘルパーになったのです。
ホームヘルパーは、高齢者や障害者など、手助けが必要な方の自宅を訪問して、身体介助と生活介助を行います。そのために、必要な講習を受けて資格を取得しています。
②高齢者が自宅で生活するための手助け
医療の進歩と介護保険の充実などにより、日本では在宅療養が当たり前になりつつあります。しかし、その在宅療養には大きな問題があります。それは介護負担です。
高齢者が自宅での生活を望むのと同様に、要介護者を持つ家族も、できる限り自宅で過ごせるようにと考えています。しかし、生活を支えるための仕事や用事で外出しなければならないこともあり、常に側で介護することは難しいです。また、知らぬ間に蓄積した負担により、家族が体調を崩してしまうこともあります。このような、高齢者とその家族が望む在宅療養を現実化するためには、ホームヘルパーを利用して家族への負担を軽減します。介護を行うのが、有資格者であるホームヘルパーであることによって、家族は安心して任せることができるのです。
③自立した生活を送る介助
要介護者の身体介助、生活介助と、家族の介護負担を軽減することがホームヘルパーの役割です。しかし、それだけではありません。ただできないことを手助けするのではなく、できることを増やすよう関わっているのです。
在宅療養を長く続けていくためには、家族にとって介護が生活の一部となり、負担が大きくならないことが大切です。しかし、そのために常時ホームヘルパーを利用することはできず、1日のほとんどの時間は家族による介護が必要になります。そのため、家族の介護負担を軽減する最も有効な方法は、要介護者自身で身の回りのことができるということです。
高齢者は加齢による身体機能や認知力の低下に伴い、できないことが増えていきます。それは高齢者自身も大変つらいことなのです。また、自立した生活を送ることは、体力を維持し、認知症の進行を抑えたり予防にもつながります。
例えば、何か1つの一連の行為を1人で行えるように、最初は一緒に、徐々に見守りで行えるように仕向けていきます。もしもできなかったり失敗しても、落ち着いて自分でできるように手助けをしていきます。このような関わりにより、自立した生活が送れることが高齢者にとって生きがいになるのです。ホームヘルパーは高齢者やその家族のための身体介助、生活介助だけでなく、その人らしく生きるための力と生きがいという心の介助も行っているのです。
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