老人ホームにおける医療体制について
記事公開日:2016/03/09、 最終更新日:2018/07/10
老人ホームにおける医療体制について
老人ホームは、特養や老健といった介護保険施設も、民間の有料老人ホームも、いずれも介護がメインになります。しかし医療的処置の必要な方の受け入れも、一部では行っています
①医療処置の種類
施設で対応できる医療処置は、おもに以下のものが挙げられます。胃ろう、在宅酸素、褥瘡(床ずれ)ペースメーカー、インスリン、鼻腔経鼻栄養、中心静脈栄養(IVH)、気管切開、痰の吸引、尿バルーン(カテーテル)、ストマがあります。また、人工透析患者や認知症患者の受け入れも含まれる施設もあります。認知症は別ですが、それ以外のものについては、看護師が処置または看護をする必要があるので、看護体制の整っている施設でないと受け入れは困難です。
②受け入れの現状
上記に挙げた中で、比較的容易に受け入れを検討できるのが、胃ろう・経鼻経管栄養・在宅酸素・ペースメーカーです。これらは管理がきちんとなされていれば、事故や危険が少ないためです。
褥瘡は度合いによって異なります。そもそも褥瘡のある方は栄養状態が悪い場合が多く、処置と介護体制が雑だとさらに悪化を招く懸念があります。尿バルーンやストマは、認知症の可否によって変わります。認知症があり、管を自分で抜いてしまうおそれのある方は、認知症専門施設でないと受け入れが難しいかもしれません。
気管切開や痰の吸引、中心静脈栄養は、24時間体制で看護師が常駐する施設でないと困難でしょう。大抵の場合、気管切開の方は痰の吸引も必要ですが、痰づまりや誤嚥を起こしやすいため、見守りを強化することになり、施設の人員配置に限界があるのも事実です。また中心静脈栄養は、万が一管を体内に巻き込んでしまうと重大な事故を起こす可能性があります。
③医療依存度の状態で受け入れ体勢が変わる
医療処置が1項目であれば、比較的容易に老人ホームで受け入れることが可能です。しかし、「吸引と気管切開」「尿バルーンと認知症」というように、医療処置が重複する方は、受け入れ可能な施設の数が限られてきます。
しかし医療処置は、一歩間違えれば重大な事故に繋がりかねないため、「自信を持って受け入れます」と言ってくれる施設を根気よく探すことが重要です。妥協せず、粘り強く医療処置のできる施設を選ぶようにしましょう。
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