奇声を発する方は老人ホームで対応できるか
記事公開日:2016/03/10、 最終更新日:2018/07/10
奇声を発する方は老人ホームで対応できるか
周囲の人には理解できない理由で、突然奇声を発する症状の人がいます。日中つねに「オー、オー、オー」といった意味不明な声を出していたり、または「助けて」「殺される」といった言葉を発することもあります。夕方や夜間になると叫びだす場合もあるでしょう。このような方は、老人ホームで対応可能なのでしょうか。
奇声を発する病気
意味不明な奇声を発するのは、アルツハイマー型や前頭側頭型などの認知症の患者に多い症状です。従って、認知症に対応している施設でないと受け入れは困難です。この場合、「認知症対応」とうたっている施設では、認知症ではない方も入居されていますので、声を上げる症状を理由に退去を申し出られることもあります。できれば「認知症専門」の施設が望ましいでしょう。
奇声の問題点
奇声を発する方の入居には、周囲の環境が重要になります。特養や老健などで多床室の場合は、同室の方にとってもストレスになるので、多床室は断られ個室を勧められるケースが多くあります。同室者全員が同じ症状だったり、耳が遠いということもりますが、非常に稀なケースです。個室であれば建物の構造や居室内の配置によって、多少は声量が緩和されます。
奇声の原因
声が外に漏れないようにするだけでは、根本的な解決にはなりません。奇声の原因は、言葉に出して訴えられない不安や苦痛であると考えられます。気分の良い時にも声を上げることがありますが、トーンが違うので区別がつきます。不安や苦痛で上げる声が治らない、またはひどくなっている時は、その環境に問題があると考えられます。
場合によっては、認知症の専門病院に入院して、環境整備や行動パターンをはかり、服薬調整をする必要があります。声を抑えることはできませんが、不安を和らげる服薬調整や、苦痛を解明することはできるかもしれません。また環境整備によって本人の感じるストレスが少なくなれば、声がトーンダウンすることもあります。奇声があまりにもひどい場合は、専門医に相談し、そういった患者の対応を心得ている専門看護師に任せるのがよいでしょう。
施設を効率よく探すには?
奇声をあげる高齢者との同居は家族にとって大きなストレスとなることがあります。大事な家族のことでストレスを感じるのが心苦しいというのであればいっそのこと老人ホームへの入居を考えてみてはいかがでしょうか。こちらから無料で相談可能です。
老人ホームに詳しいプロが親身になってご家族の悩みに耳を傾けます。きっとぴったりの老人ホームが見つかりますので安心しておまかせできますよ。
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