今日から始める認知症予防
記事公開日:2015/06/22、 最終更新日:2018/07/25
認知症は予防できるの?
自分の親やまたは自分自身が認知症になってしまう・・・考えただけでも気持ちが暗くなってしまいます。
できれば認知症にならず、最期まで元気にポックリと逝きたいと誰もが考えることでしょう。
認知症の原因となっているものや、認知症の防ぎ方といったものは現代の研究でもまだ明確にはされていません。
しかし、少しずつですが、こうすれば認知症になりにくいといったことはわかってきています。
認知症予防には生活習慣で予防するものと、トレーニングで鍛えるものとの二種類があります。これらは長く続ければ続けるほど効果的です。
認知症を発症しなかったり、認知症になる時期をおくらせたりできる可能性があります。
生活習慣
生活習慣や環境はアルツハイマー型認知症の発症の可能性の約6割を占めると言われています。
脳の機能を衰えさせないためには食習慣と運動習慣、対人接触、知的行動習慣、睡眠習慣といった5つの習慣が非常に重要と考えられています。それぞれどんなことに気をつけたらいいのかを紹介します。
- 食習慣
食で気をつけるべきことは野菜や果物をよく摂取することです。ビタミンCやビタミンE、ベータカロチンなどが特に認知機能に効果的です。緑黄色野菜やビタミン豊富な果物を意識的に摂るようにしましょう。
また、魚にはDHAやEPAといった脳の働きを助ける栄養が含まれているのでよく食べるといいでしょう。
赤ワインにたくさん含まれるポリフェノールも認知症には効果的と言われています。
- 運動習慣
週3日以上の有酸素運動をしましょう。激しい運動はする必要がありません。身体に負担のない範囲でできることをしましょう。
おすすめはプールに行くことです。泳がなくても水の中で歩くだけで運動になります。
- 対人接触
人とよく付き合い、おしゃべりをしたり、美味しいものを食べに行ったりどこかに出かけたりといったことを積極的にしましょう。人とあって楽しむことは脳に刺激を与えます。旅行なども認知症予防になると言われています。
- 知的行動習慣
文章を書いたり本を読んだりすると脳に刺激が与えられます。最近は自伝を書くのが認知症予防になると注目を集めています。
また、オセロや将棋、囲碁といったゲームをするのもいいですし、博物館や美術館へいくのもいいでしょう。
- 睡眠習慣
30分未満の昼寝は身体にいいといいます。また、朝起きて二時間以内に太陽の光を浴びるようにしましょう。
太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経を整えることができます。健康に毎日を過ごすことができます。
鍛え方
習慣のほかに、トレーニングでも認知症を予防できます。
脳機能を集中的に鍛えることで発症を遅らせることができるのです。
脳の機能の中でも特にエピソード記憶、注意分割機能、計画力といったものが認知症でまず最初に低下するものです。これらを重点的に鍛えることで認知症を予防できると考えられています。
・エピソード記憶
エピソード記憶とは体験したことを記憶として思い出すことです。これを鍛えるための方法としては2日遅れや3日遅れで日記を書くことです。また、レシートを見ずに思い出しながら家計簿をつけるのもいいでしょう。
・注意分割機能
複数のことを同時に行っている時に適切に注意力を配る機能のことです。
例えば料理をしている時に同時に複数のものを作るといったことでこの能力が鍛えられます。料理を良くする人は認知症になりにくいと言われるのがこのためです。
他には人と話をする時に相手の表情や気持ちに注意しながら話をするように心がけたり、仕事や計算をテキパキとこなすようにすると訓練になります。
・計画力
これは新しいことをするときに段取りを考えて実際に行動する能力です。
効率よく買い物の計画をたてたり、旅行の計画をしたり、新しいことをしたりするといいでしょう。また、囲碁や将棋、麻雀といったゲームでもこの能力がきたえられます。
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