老人ホームでも歯周病を予防する
記事公開日:2016/03/22、 最終更新日:2018/07/10
老人ホームでも歯周病を予防する
高齢になってから、今まで歯科医にかかったことがないというような方でも、歯が抜けて入れ歯になることは良くあります。その原因は歯周病です。
歯周病は、口の中にいる虫歯菌などの菌によって歯ぐきから骨にまで炎症が広がった状態です。それにより、歯ぐきが腫れて出血したり、歯がぐらついて抜けてしまうこともあるのです。
①歯周病になる原因
歯は永久歯に生え変わってから、抜けるまでずっと使われています。歯が丈夫であるため、骨から生えていると思っている方もいますが、骨といっても軟らかい組織の中に埋まっていて、その周りに歯ぐきがあるのです。
歯垢が付いたままだと、虫歯になるだけでなく、歯ぐきに炎症を起こして歯肉炎になってしまいます。それを放置してしまうと、炎症が歯を支えている骨にまで広がり骨を溶かしてしまうのです。歯ぐきも炎症で腫れた状態のため、歯を支えられずグラグラして抜けてしまいます。これが歯周病なのです。
特に高齢者は、免疫機能が低下していることや口の中を掃除する作用がある唾液の分泌が低下するため歯周病になりやすいといわれています。
②お口の健康を守る老人ホームの歯科医
老人ホームには、入所者のお口の健康を守る担当の歯科医がいます。なかなか歯科医院へ出向けない利用者でも、老人ホームに歯科医が訪問し、ケアをしてもらうことができます。
食べ物のカスを取り除くことで、それを餌にしている菌が増えず歯垢が溜まったままになる状態を防ぐことができます。そのため、正しい歯磨き指導や検診、歯肉炎の治療などを行います。また、入れ歯を使用している方には、噛み合わせやぐらつきがないように調節し、残された歯をできるだけ守るようケアしていきます。
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③なぜ歯周病を予防するのか
歯がなくても、入れ歯を使用することで歯がある状態をつくることができます。しかし、自分の歯と入れ歯では大きな差があります。ものを噛むとき、歯には60キロ程の力が加わります。自分の歯の根元にはその力を和らげるクッションがありますが、入れ歯は歯ぐきに直接力がかかります。そのため、傷ができて食べるたびに痛みを伴うことがあります。また、口の中に異物を入れていることで違和感があったり、食べものの味や温度がわかりにくくなってしまうのです。そのため、食事量が減ってしまったり、食べやすいものに食事が偏ってしまい、栄養バランスが崩れて病気にかかりやすくなります。
また、心疾患や脳血管疾患などの命に関わる病気の原因になることもあるのです。このように、歯周病は口の中だけではなく、身体全体に影響を及ぼす可能性があるため、予防する必要があるのです。
施設を効率よく探す方法は?
口腔ケアに力を入れている老人ホームもあります。老人ホームを紹介して欲しい場合にはこちらから無料で相談可能です。
介護士が口腔ケアをおこなってくれる場合や、訪問歯科を利用できる場合などがあります。各施設によって異なりますのでそれぞれの施設の条件を確認してもっともふさわしい施設を見つけ出す必要があります。
老人ホームの条件について確認したい場合には一度ご相談するのが一番でしょう。
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