整容でQOLを向上させる
記事公開日:2016/03/25、 最終更新日:2018/07/10
整容でQOLを向上させる
整容とは、洗顔や歯磨き、整髪、爪切りなどを行って身なりを整えることを言います。病気や身体障害などで、自力で整容を行うことが困難になると、見た目にも不潔そうに見えるばかりか、衛生面でも悪影響を与えます。また、自力で整容ができる能力があっても、身なりに気を使わなくなる場合があり、意欲低下やうつ傾向を探るバロメーターにもなります。
①整容を保つことの意味
外出して人と会ったり、自宅にお客様を迎える時は、身なりを整えて臨むのが一般的です。しかし、一日中ベッド上で過ごしたり、外出の機会が少なくなると、着の身着のままでぼさぼさの髪や無精ひげでも特に問題はありません。しかし、何日も髪を洗わなかったり歯磨きをしなかったりすれば、衛生面で大きな問題になります。
見た目だけではありません。整容をするかしないかは、本人の意識にも大きく影響を及ぼします。着の身着のままの方でも、身ぎれいにしてこざっぱりと身なりを整えると、気分が明るくなり、外に出てみたいと思ったり新しいことに挑戦したくなったりと、生活意欲が大いに向上するのです。
②自力で整容が困難な方とは
ひとつは、判断能力の低下が上げられます。汚れや臭いは、鏡を見たり臭覚で感じるものですが、視覚や臭覚からの情報に鈍感になっており、それに対して何をすれば清潔になるのかの判断ができない状態と考えられます。認知症やうつ状態の場合、こういった能力が低下します。
ふたつ目は運動機能に障害がある場合です。麻痺や関節の障害で腕が上がらない方は、整容をしたくても動作自体が不可能だったり億劫になったりします。
三つ目は、環境整備が不十分である場合です。洗面台の高さが合っていない、鏡台がない、浴室が狭いといった状況が考えられます。
③整容でQOLを向上させる
整容は、食事や排泄のように、生活または生命維持に必ずしも必要なものではありません。それゆえに、重度の介護状態の方はとくに、日常生活の介護がメインになり、整容がおろそかにされがちです。けれど、ベッド上で寝たきりの方であっても、新しい服を着て髪を整えると嬉しい気分になるものです。また、他者から褒められる機会も多くなります。すると自然とよく話すようになったり、意欲が湧いてくることがあります。身ぎれいに整えることは、QOLを向上させることにも繋がります。
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