ホスピスは、主に末期がんなど治療の改善が困難な患者に対して緩和治療や終末期医療を行う施設です。施設では、最期の時間を迎えるまでに患者本人が快適に過ごせるようにと検査や治療などの症状改善をメインに考えるのではなく、身体の痛みやだるさなどを緩和することを優先としています。患者の急変に対応することが出来るようにと一般病棟と比較すると医者やナーススタッフが多くいるのも特徴です。また、患者は痛みから解放された生活を送ることが出来るのはもちろんですが、「最期はできるだけ自分らしく」という考えのもと、お酒やたばこなどの制限がない施設も多くあります。自身の生活を尊重できるので自宅と同じように自由に生活することが出来ます。安らかで満ち足りた最期を迎えたい患者をサポートする体制が整っている施設といえます。
2016年05月31日
尊厳死と終末期の問題 尊厳死は人間の尊厳を保ちつつ、死を迎えることです。これは近年非常に問題になっている部分であり、尊厳死を支持する方、尊厳死を否定する方それぞれ意見が分かれている部分です。 また、高齢者にとって尊厳死と …..
2016年05月27日
最後まで自宅で過ごすことができる在宅ホスピス 末期になりますと、病院で最期を迎える人が非常に多く、在宅で迎える人のおおよそ1.5倍から2倍ぐらいの数だと言われています。また、病院の種類にも最期を迎える場でもあるホスピスと …..
2016年04月25日
看取り看護は老人ホームでできるのか 超高齢化社会の我が国において、現在高齢者の看取り看護は、病院だけではなく在宅や施設等においても実施しています。特に、老人ホームなどにおいては、看取り看護を実施しているところが増えており …..
2016年01月25日
末期がん患者に対する疼痛管理の重要性 末期がん患者は、治療を行っている時、最期の時などは特に痛みが伴い、苦しみ生きていること自体が辛くなります。また、痛みはその人にしかわからなく、周囲はその痛みを緩和してあげることしかで …..
2015年12月29日
どこからが、安楽死 「安楽死」とは、どのようなものを指すのか、それは人それぞれ違います。しかし、どのような最期であったとしても、その人にとって生きてきた意味があります。また、亡くなる時に苦しまないで最期を全うできたら、も …..
2015年12月28日
超高齢化社会の我が国において、高齢者の看取りを行う老人施設が増え、家族へ看取りの説明をする機会も増加しています。また、施設で最期を迎えると言うことは、高齢者にとって最後まで住み慣れた地で生活できると言うことにもなります。 …..
2015年12月24日
がんと向き合って、自分らしく生きるためのケア 医療が発展し、救える命が増えた反面、長期間の治療による痛みや自分の今後に対する不安を感じる患者さんが増えてきました。病気の治療がうまく行っていても、苦痛があると …..
2015年12月09日
癌と共に迎えるターミナル 医療の発達している現代の日本では、ほとんどの癌は治療できる病気です。しかし、死因の第1位は実は癌なのです。治療はできるのに、癌で亡くなる方も多いということは、それだけ癌を患う方、癌と闘いながら最 …..
2015年12月02日
自分で選ぶ最期の場所 人生の最期のときまで大切な時間を送る場所として、病院、ホスピス、自宅があります。特に末期がんの方は痛みが強く、緩和医療によって痛みを抑えることで穏やかに時間を過ごせるよう関わります。それには専門の医 …..
2015年10月05日
患者の家族への支援。それがグリーフケア グリーフケアという言葉を聞いたことがあるでしょうか。グリーフ(Grief)とは大きな悲嘆のことです。家族など身近な人物が亡くなった時に人は喪失感を覚えます。また、終末期にあってはこ …..
2015年08月27日
ホスピスとはなんですか? 世界的に平均寿命が高くなり、高齢化が進んでいます。その中でターミナルケアという考え方も一般的になってきました。ホスピスとはターミナルケアを行うための施設のことです。 元々、ホスピス …..
2015年06月09日
ターミナルケアについて ターミナルケアとは終末期の看護という意味です。死が予想される人の数週ないしは数ヶ月間に行うケアのことです。Cure(治療)ではなくcare(看護、ケア)を行うという医療のあり方のことをいいます。 …..