死が予想される患者に対して、精神的、身体的な苦痛を緩和し、充実したくらしができるように援助することを看取り介護といいます。本人の尊厳に十分配慮しながら介護をしていきます。具体的には、精神的なケア、排泄や食事を適切に行うボディケア、医師の指示に基づき看護職員が処置を行うことが挙げられます。また家族に対する支援も重要です。家族は、これまで一緒に人生を寄り添ってきた存在であり、患者を支える立場でもあるためです。看取り介護に求められるのは、医療体制の理解です。家族には24時間連絡体制をもってもらうことも大切で、ケアの方針を介護家族から同意を得ることも必要となります。本人が安らかに時を迎えることができるように心がけることが大切です。
2016年05月27日
最後まで自宅で過ごすことができる在宅ホスピス 末期になりますと、病院で最期を迎える人が非常に多く、在宅で迎える人のおおよそ1.5倍から2倍ぐらいの数だと言われています。また、病院の種類にも最期を迎える場でもあるホスピスと …..
2016年04月25日
看取り看護は老人ホームでできるのか 超高齢化社会の我が国において、現在高齢者の看取り看護は、病院だけではなく在宅や施設等においても実施しています。特に、老人ホームなどにおいては、看取り看護を実施しているところが増えており …..
2016年02月26日
老人ホームでは延命治療を行えるのか 老人ホームでは数多くの高齢者が過ごしており、特別養護老人ホームなどでは最期まで老人ホームで過ごす方も多いです。 延命治療は本人の意思に関わらず亡くならないために医療的な治療を行うことで …..
2016年01月25日
末期がん患者に対する疼痛管理の重要性 末期がん患者は、治療を行っている時、最期の時などは特に痛みが伴い、苦しみ生きていること自体が辛くなります。また、痛みはその人にしかわからなく、周囲はその痛みを緩和してあげることしかで …..
2015年12月29日
どこからが、安楽死 「安楽死」とは、どのようなものを指すのか、それは人それぞれ違います。しかし、どのような最期であったとしても、その人にとって生きてきた意味があります。また、亡くなる時に苦しまないで最期を全うできたら、も …..
2015年12月28日
超高齢化社会の我が国において、高齢者の看取りを行う老人施設が増え、家族へ看取りの説明をする機会も増加しています。また、施設で最期を迎えると言うことは、高齢者にとって最後まで住み慣れた地で生活できると言うことにもなります。 …..
2015年12月09日
癌と共に迎えるターミナル 医療の発達している現代の日本では、ほとんどの癌は治療できる病気です。しかし、死因の第1位は実は癌なのです。治療はできるのに、癌で亡くなる方も多いということは、それだけ癌を患う方、癌と闘いながら最 …..
2015年12月02日
自分で選ぶ最期の場所 人生の最期のときまで大切な時間を送る場所として、病院、ホスピス、自宅があります。特に末期がんの方は痛みが強く、緩和医療によって痛みを抑えることで穏やかに時間を過ごせるよう関わります。それには専門の医 …..
2015年11月25日
ターミナルケアでの緩和ケアを行う際に介護士として注意したいこと ターミナルケアで最も重要とされるのが緩和ケアです。緩和ケアを上手に行うことによって、安らかに、安楽に過ごすことができますので、ターミナルケアには緩和ケアは必 …..
2015年11月17日
自宅で終末期ケアを適切に行うためのポイント 終末期を住み慣れた自宅で過ごしたいと思われる方や、自宅で過ごさせてあげたいと思われる方もいらっしゃるかと思います。本人・家族にとっても自宅での看取りはとても大変な事で、覚悟がい …..
2015年10月05日
患者の家族への支援。それがグリーフケア グリーフケアという言葉を聞いたことがあるでしょうか。グリーフ(Grief)とは大きな悲嘆のことです。家族など身近な人物が亡くなった時に人は喪失感を覚えます。また、終末期にあってはこ …..
2015年08月27日
ホスピスとはなんですか? 世界的に平均寿命が高くなり、高齢化が進んでいます。その中でターミナルケアという考え方も一般的になってきました。ホスピスとはターミナルケアを行うための施設のことです。 元々、ホスピス …..
2015年06月09日
ターミナルケアについて ターミナルケアとは終末期の看護という意味です。死が予想される人の数週ないしは数ヶ月間に行うケアのことです。Cure(治療)ではなくcare(看護、ケア)を行うという医療のあり方のことをいいます。 …..