老人ホームの費用について
記事公開日:2018/02/08、 最終更新日:2023/11/22
目次
老人ホーム・高齢者住宅の費用について
老人ホームや高齢者住宅などのシニア向け施設に入居する際、気になるのはやはり費用のことです。どんな費用がかかるのか、ホームによって違うのか、安いホームを探すにはどうしたらいいのかなど気になる点について詳しくまとめました。
種類別の費用
老人ホームの費用は施設の種類によって異なります。ホームごとの費用について特徴を説明します。
有料老人ホームの費用について
介護付き有料老人ホームも住宅型有料老人ホームもどちらも「入居一時金」と「月額利用料」が費用として発生します。しかし、ホームによっては「入居一時金」の0円プランを用意していることもあります。
また、介護付き有料老人ホームの場合には介護サービス費もかかってきます。この費用は要介護度によって決まります。
住宅型有料老人ホームの場合には介護などのサポートを受けた分だけ費用を負担します。介護が必要ない方は月々の利用料を安く抑えることができますが、将来的に要介護度が高くなっていった場合には利用料も増額する可能性があります。
ホームに払う月々の費用の内訳としては
・居住費
・施設運営費
・水光熱費
・食費
・介護サービス費
・その他サービス費
などがあります。名目はホームによって異なるので気になったときには必ず確認するようにしましょう。
また、その他にも電話代や理美容費、おやつ代や医療費、レクリエーション費など諸費用が生活費として発生します。ホームの月額費用よりすこし余裕をみた金額が月々かかってくると考えておくといいでしょう。
サービス付き高齢者向け住宅の費用について
サービス付き高齢者向け住宅の場合、一般的な賃貸住宅と同じように賃貸借契約方式での入居となります。そのため、入居時の初期費用として敷金・礼金の支払いが発生します。金額はやはり賃貸住宅と同じように家賃の2~3ヶ月分となっています。ホームによっては前払い家賃や保証金を支払うこともあるので事前によく確認するようにしましょう。
月額費用の内訳は家賃や共益費、水光熱費などです。水光熱費は定額であったり、使った分のみ支払いだったりホームによって異なります。食事付きのホームだとこれに食費もプラスされます。
グループホームの費用について
グループホームの入居に際しては入居一時金や保証金などといった初期費用がかかります。ただし、有料老人ホームのように高額というわけではなく、10万~20万円程度と思っておいて問題ありません。もちろん、ホームによっては初期費用0円というところもあります。
月額費用は家賃や管理・共益費、水光熱費、食費、介護サービス費が合算された金額です。介護サービス費は要介護度によって異なります。
特別養護老人ホームの費用について
特養こと特別養護老人ホームは安い老人ホームとしてよく知られています。介護保険が適用される公的な介護施設のため、民間の老人ホームや高齢者住宅よりも費用を安く抑えることができます。
入居の際に一時金はかかりませんし、要介護度に応じた月々の費用だけで入居することが可能です。
月額費用の内訳は
・施設介護サービス費
・介護サービス加算
・居住費
・食費
・日常生活費
となっています。
施設介護サービス費は居室タイプや要介護度によって決まります。特養の居室タイプは多床室とユニット型個室があり、多床室だとより一層安く抑えることが可能です。
介護サービス加算は特養ごとに異なる介護サービス費用のことです。人員体制や設備が整っている施設ほどこの加算が大きいと考えていいでしょう。
日常的に発生する消耗品などの雑費用は日常生活費に含まれます。ただし、クリーニングを必要としない洗濯やおむつ代は施設の負担となります。
また、ベッドなどの家具類はあらかじめ備品として用意されていますので基本的に入居の際に大きな費用はかかりません。
介護老人保健施設の費用について
老健は療養を目的とした一時的な介護施設です。特養と同じく初期費用がかからず月額費用のみで入居できます。
ただし、老健の場合は看護師や理学療法士などによる医療措置やリハビリなどを行うのでその分の料金が加算されます。その分特養よりも月額利用料は高くなります。
介護療養型医療施設の費用について
介護療養型医療施設は病院に併設された医療ケア中心の介護施設です。特養や老健と同じく介護保険が適用される「介護保険三施設」のうちのひとつであり、入居一時金などは必要ありません。月額利用料のみで入れる施設です。月々の利用料やケアの内容や要介護度、居室タイプによって異なりますが、6万~15万円程度となっています。
安く利用したい方は多床室を利用することで費用を抑えることが可能です。
こちらの療養型施設ですが、病床数が増えていることが問題視され、廃止となることが決定しています。
ケアハウスの費用について
ケアハウスは経費老人ホームとも呼ばれている介護施設です。費用面でいうと特養よりは高く、有料老人ホームよりは安いという立ち位置にあります。
入居の際には一時金がかかります。施設によって異なりますが、安いところで数十万円、高いところで数百万円程です。月額費用は6万円~20万円ほどです。要介護度や施設の設備によって金額が決まってくると考えていいでしょう。また、入居に際しては所得や資産がない高齢者が優先的に受け入れされます。
老人ホーム入居の費用を抑えるには?
できるだけ安く老人ホームに入りたい!という場合には以下のような方法でホーム入居にかかるコストをカットすることができます。
安い地域に引っ越す
老人ホームの費用は地域によって異なります。物価や人件費が安い地域であれば安い老人ホームがたくさん見つかります。希望の予算に合ったエリアで探してみることをおすすめします。
家族の協力によって人生も変わる
入所することが決まっても、たちまちお金の問題が出てきます。サービスの行き届いた施設では、やはり毎月それなりの金額が必要となってきますし、年金や生活保護の給付金だけでは入所が不可能な場合が多いです。最近では入所しやすい高齢者向け住宅も増えてきています。医療機関との連携や24時間専門のスタッフがいることをアピールポイントとし、パンフレットやホームページには夢のような内容も書かれていたりするため、期待を持って入所してみたとしても、常時スタッフ不足であったり、医療機関への送迎の車も一台だけで運転手も一人であったり、施設側の人手不足は一般的に知られていると思います。できれば評判や入所している人の感想なども聞き取りなども検討材料にしたいです。
全国の老人ホームの費用
月額費用が安い地域
初期費用が安い地域
月額費用が高い地域
初期費用が高い地域
カットできるところは節約
老人ホームにかかる費用は場合によってはカットできることもあります。
初期費用に関して言えば入居一時金が0円の施設であったり、家具付きのホームを選べば最初にかかる費用を抑えることが可能です。
また、月額費用に関しても食事は自分で用意することにすれば食費を節約することができます。その他、雑費などカットできるコストがないかどうか検討してみましょう。
生活保護も視野に入れる
年金も足りなく、家族にも頼れないという場合には生活保護という選択肢も視野に入れてみましょう。役所の福祉課で相談することができます。
費用を交渉してみる
気に入ったホームがあれば費用面を交渉してみてもいいかもしれません。場合によっては交渉に応じてくれることもあります。お金のことは話しづらい、お世話になるところに嫌われたくないなど交渉に抵抗を感じる方もウチシルベに相談すれば安心です。
予算に合う老人ホームをプロが見つけてくれますし、お金のことなど聞きづらいこともすべて代わりに聞いてくれます。細かい費用の条件もしっかり確認してくれ、力強くサポートしてもらえます。
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