高優賃(高齢者向け優良賃貸住宅)とは
記事公開日:2018/03/06、 最終更新日:2019/05/08
高齢者向け優良賃貸住宅 (高優賃) とは
高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)は、かつての「高齢者の居住の安定確保に関する法律」のもとで整備が進められました。平成23(2011)年10月20日の同法の改正に伴い、現在は「サービス付き高齢者向け住宅」の名前で統一されています。
制度が発展解消を迎えたためにすでに新たな高優賃が増えているわけではありませんが、一部の自治体では「地域優良賃貸住宅制度」のもとで助成金が継続しています。
概要・入居の条件など
UR都市機構や、その他民間の事業者によって運営されています。自治体からの助成金制度があることから、「公営住宅である」と誤解する場合がありますが、あくまで各都道府県から認定を受けた民間施設であることを理解しておきましょう。入居可能な方は60歳以上に限られ、「該当都道府県に在住もしくは在勤していること」も基本的な入居条件になります。これ以外にも持病の有無や世帯所得額などによる条件が付属している場合もありますので、入居希望の際には各都道府県や施設への問い合わせが必要です。また、入居にあたっては連帯保証人や身元引受人が求められることが一般的です。
高齢者向け優良賃貸住宅は、高齢者が快適かつ安全に日常生活を営めるように、居室の広さや設備面で一定の基準を満たす必要があります。また、住居内の段差をなくし、手すりが設置されている等のバリアフリー構造や、緊急通報装置の設置が義務付けられていること大きな特徴です(かつて、同じ制度下で運用されていた高齢者円滑入居賃貸住宅や高齢者専用賃貸住宅では、バリアフリー構造や緊急通報装置が義務化されていませんでした)。
高優賃の登録に必要な設備
居室 | 1戸あたりの床面積は原則25㎡以上(充分な面積の共用設備がある場合は18㎡以上) |
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設備 | ・キッチン、水洗トイレ・洗面設備、収納設備、浴室は原則として各戸に設置・充分な幅を確保した通路、スロープやエレベーター、手すりの設置といったバリアフリー構造・緊急時の通報装置 |
助成金制度と入居方法
旧制度下での助成金制度に代わるものとして、自治体によっては「地域優良賃貸住宅」に認定された施設を対象とした助成金が継続しています。収入が一定基準以下の方が申請を行うことで、最大約40%の家賃補助を受けることができます。助成金制度があるために入居希望者は多くなりがちであり、高倍率の抽選を経て入居が決定します。物件や入居条件に関する情報は自治体やUR都市機構のHPからも閲覧できます。
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