高齢者の住まいトラブル、弁護士が無料で電話相談。-介護ニュース
記事公開日:2016/02/01、
近年、高齢者の住まいにまつわるトラブルが増えてきており、トラブル解決・回避のために専門家による相談会なども実施されています。日本弁護士連合会でも各地の弁護士会と連携し、電話相談に無料で対応する「高齢者の住まいトラブル110番」を2011年よりスタートしています。その第3回が2月15日に開催されることが発表されました。
出典:弁護士ドットコム http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160127-00004217-bengocom-soci
男女トラブル、借金トラブル、相続トラブル…この世はいつもどこかでトラブルが起こっています。トラブル相談の代表とも言える法律の専門家、弁護士が今回注目したのが、高齢者の住まい。なかでも「サービス付き高齢者向け住宅」、通称「サ高住」に注目が集まっています。
「サ高住」とは、介護などのサービスが受けられ、高齢者単身・夫婦世帯が安心して居住できる住まいのこと。住宅の供給が欧米各国に比べて立ち後れていたため、国が動いて供給率のアップを図ったものの、住宅の増加とともにトラブルも増加しました。「介護度がかわって住めなくなった」「入居時に聞いていたサービスが受けられない」など切実な問題です。無許可の住居では虐待につながっているケースまであるとか。そもそも高齢者にとって、住み慣れた我が家を離れるのは一大決心であり、大きな出費であったはず。さらに、「水漏れがする」「隣人がうるさい」「住んだら欠陥住宅だった」となれば、もはや高齢者向け住宅だけの話ではありません。しかも、いくら事前に調べたところで、住んでみなければわからないことは意外と多いものです。運任せにするにはあまりに大きな問題ですし、なにかあれば勇気をもって自ら、もしくはご家族が解決に動かないといけませんね。