ペットの長寿化により介護や看取りが課題。-介護ニュース
記事公開日:2016/02/02、
医学の進歩によって日本の平均寿命は男女ともに80歳以上となり、ペットも高齢化が進んでいます。高齢になると身体機能が衰えて体力や免疫力が低下し、病気になりやすくなるのはペットも同じ。通院や手術が必要になれば、医療費や付き添いなど経済的にも体力的にも負担が増します。そこで飼い主の課題となるのが、ペットの介護や看取りです。
出典:朝日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160131-00000015-asahik-soci
いまやペット産業は1兆円以上とも言われる日本。ペットは家族だという人、多いですよね。社会から孤立してさみしさを感じやすい、高齢者のみの世帯や高齢者の独居世帯にとって、心を癒してくれるペットは家族と同じ、あるいは家族以上の存在となっています。もしも自分に介護が必要になって引っ越すようなことになっても、ずっとペットといっしょに暮らしたいですよね。そんな思いを受けて、高齢者向けの住まいにもペットとの入居が可能な介護施設が増えてきています。
「ウチシルベ」でも、80歳代の男性がペットの犬といっしょに暮らしたいと希望され、無事に犬と入居できる施設が決まったという相談事例があります。
いつまでも大事な家族といっしょに暮らせることはうれしいことです。しかし、医学の進歩によってペットも長寿になり、人間だけでなくペットにも介護が必要な時代になってきました。仕事をしていてペットの介助が十分にできない、飼い主の高齢者が亡くなって老いたペットが取り残される、といった新たな介護問題が出てきています。旅行や出張の際に預かってくれるペットホテル、ペットのお葬式などのサービスは広く利用されるようになりました。これからはペットの介護施設ができて、「要介護 犬5」「要支援 猫3」と認定を受ける日がくるのでしょうか。