関東、北陸、中国、東海地方で春一番。-介護ニュース
記事公開日:2016/02/15、
立春が過ぎて暖かい南からの風、日本各地で春一番の便りです。気象庁は、14日午前、関東、北陸、中国、東海地方で、春一番が吹いたと発表しました。
強風によって、電車が運転見合わせになったり、洗濯物が飛ばされたり、セットした髪が乱れたり。インフルエンザの流行に加えて花粉も飛びはじめ、つらい日々を送っていた方が多いのではないでしょうか。
出典:ウェザーマップ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160214-00010001-wmap-soci
ここ数日、日本で最もつらい日々を送っていたのは、やはり宮崎謙介衆院議員ではないでしょうか。まさに春の嵐、またしてもセンテンススプリングがやってくれました。
おじいちゃん、おばあちゃんの会話で多いのが、かわいい孫の話。「年をとると楽しみがなくて」という高齢者も、かわいい孫の話となると目を輝かせて話されます。そのかわいい孫の誕生を楽しみにしていた大切な家族を、身勝手な欲で裏切った結果が、この嵐です。
第一子誕生を機に育児休業を宣言し、国会議員の育休制度化に向けて活動していた宮崎議員。国会議員として育児休業を取得するのはどうかと、賛否両論でした。しかし、いまだ男性の育児休業制度の利用状況が芳しくないなか、イクメンと注目され、一石を投じることになるのではないかと期待があったのは確かです。
仕事と家庭の両立支援を進めていくため、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」があります。いわゆる、「育児・介護休業法」です。
厚生労働省の「平成26年度雇用均等基本調査」によると、育児休業制度の利用状況は、女性が86.6%なのに対して、男性はわずか2.30%です。
介護休業制度は、規定がある事業所の割合は、事業所規模500人以上で99.2%、5人以上では66.7%まで低下します。事業所規模が小さくなるほど規定はなく、5人未満の事業所であれば、介護休業制度の規定はほとんどないでしょう。
家族のための育児休業も介護休業も、まだまだ取得しづらいのが日本の現状です。大企業ならまだしも、日本の大半を占める中小企業での取得はほぼ不可能です。しかも、これから育児休業や介護休業を申請すれば、「不倫休業?」と周囲から白い目で見られるかもしれません。春の嵐によって男性の育児休業、また介護休業の取得率が伸び悩むのは「否定できません」ね。