日本動物愛護協会が横須賀市の特養を表彰。-介護ニュース
記事公開日:2016/02/22、
2月22日は「猫の日」。「ニャン(2)、ニャン(2)、ニャン(2)」という鳴き声のゴロ合わせです。最近ではイヌよりもネコが好き、という人が増えているとか。
神奈川県横須賀市にある特別養護老人ホーム「さくらの里 山科」は、ペットといっしょに暮らせる高齢者施設。人が動物を愛し、動物が人を支える取り組みを評価され、公益財団法人日本動物愛護協会から第8回日本動物大賞の「社会貢献賞」に選ばれました。
出典:Sippo
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160221-00010000-sippo-life
最近は、高齢化や晩婚化が進み、ペットを家族の一員として迎える人が増えています。その中で人気急上昇なのが、ネコ。「かわいい!」というだけでなく、ネコは世話がしやすい、お金がかからない、といった理由も手伝って人気急上昇。イヌの飼育数が減る一方で、ネコの飼育数は増加。「猫カフェ」なる商売も大繁盛しています。
「さくらの里 山科」は、緑に囲まれた静かな住宅地の中にある特別養護老人ホーム。4階建てで、2階にイヌやネコと暮らせるユニットがあります。イヌとネコのユニットは別で、それぞれ20部屋、現在はネコが10匹、イヌが6匹いるそうです。ここでもネコが優位な様子…。
ペットと暮らせる高齢者施設は、多くありません。高齢者が施設に入居するとき、家族の一員であるペットと別れることは身を切られる思いのはずです。イヌ好きであっても、ネコ好きであっても、家族同然のペットとずっといっしょに暮らしたいという思いは同じ。「さくらの里 山科」は、入居者にとってもペットにとっても希望の住まいでしょう。
もしも入居者、つまり飼い主が先に亡くなったときには、残されたイヌやネコをそのまま施設でお世話してくれるそうです。
高齢者施設への入居は、介護が必要であるために身体面のケアに注力しがちです。しかし、高齢者が自分らしく生きていくためには、精神面のケアも大切です。入居時だけでなく、入居してからの生活、そして入居者が亡くなったあとのことまで考えてくれる施設は、終の棲家にふさわしいですね。