高齢者が仮想通貨の勧誘トラブルに。-介護ニュース
記事公開日:2016/02/24、
オレオレ詐欺、振り込め詐欺、フィッシング詐欺…あの手この手で忍び寄る犯罪者の魔の手。最近、高齢者を中心に増加しているのが、インターネットを通じて電子的に取引される、仮想通貨の勧誘トラブルです。投資や利殖をうたって購入や契約をすすめるという手口で、国民生活センターに寄せられる相談は年々増加、2014年度は112件、2015年度は12月までに149件ありました。
出典:独立行政法人国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160218_2.html
仮想通貨は、仮想という言葉どおり、その姿かたちを実際に見たり触ったりすることができません。オンラインゲームやコミュニティーなどで、商品やサービスを購入したことがある人は多いと思います。しかし、インターネットをあまり利用しない人にとっては、外国の通貨よりも遠い存在です。
相談事例では、必ず値上がりすると言われて仮想通貨を購入する契約を結び、代金を支払ったが解約できない、といった電話勧誘や訪問販売によるトラブルが目立っています。仮想通貨がどのようなものかを理解していない高齢者が、しつこく勧誘されて被害者になるのです。なかには、認知症を患った高齢者を狙った悪質な犯罪も起こっています。
人をだましてお金をとるなんて、卑劣な行為です。働かずにお金をだましとろうなんて、
まじめに生きてきた人を欺く行為は許されません。そういう犯人たちも、この世に生を受けたのですから、おじいちゃんやおばあちゃんがいるはずです。ご先祖様が泣いています。いや、号泣です。
号泣して一躍有名になった元兵庫県議、野々村竜太郎被告は22日、第2回公判に出廷。問われているのは、政務活動費をだましとった詐欺罪です。兵庫県民を欺いておきながら「記憶にありません」「わかりません」の連続って、仮想の世界をさまよっているのでしょうか。
仮想通貨の勧誘トラブルに関して国民生活センターは、「必ず値上がりする」などの説明をうのみにせず、リスクが理解できなければ契約しないでほしいと訴えています。
選挙で良いことばかりを並べる政治家にも、だまされないように注意をした方がいいでしょうか。