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和歌山県、介護施設に保育所新設へ。-介護ニュース


記事公開日:2016/03/08、

和歌山県、介護施設に保育所新設へ

「保育園落ちた日本死ね」「#保育園落ちたの私だ」と、待機児童問題よりも匿名問題という、的ハズレな議論で盛りあがっていた永田町。
和歌山県では、知事が保育園の増設を推進。2018年度までに県内の介護施設12ヵ所に保育所を新設すると、具体的な数字を掲げて女性が働く環境を整えようとしています。
出典:産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160305http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160305-00000011-san-l30-00000011-san-l30

 

和歌山県内では、子育て世帯が多い和歌山市、岩出市を中心に待機児童数が年々増加。年度途中で保育所への入所を希望する家庭が増えていることが影響しています。

 

10月1日時点の集計で、2012年度は35人だった待機児童が、2015年度には215人にまで増加。わずか3年で6倍以上になっています。

 

和歌山県の仁坂知事は、急増する待機児童に対して、女性が仕事と育児を両立できるよう保育所の増設を推進。2016~2018年度で、介護施設12ヵ所に保育所を新設することになりました。人手不足に悩む特別養護老人ホームなどの施設で、出産や育児を理由に離職する女性が多いからです。

 

歯止めがきかない少子化に、介護施設で働く職員の離職という、まさにいま、日本が取り組まなければならない2つの問題にアプローチ。
保活の心配がなく子どもを保育所に預けることができれば、女性は仕事を続けることができます。離職者が減れば、介護施設の運営は順調で、入居者も離れて暮らす家族も安心です。
さらに入居者は、子どもたちから元気なパワーを分けてもらえそうですね。

 

和歌山県の場合、「待機児童が多い」→「女性が仕事を続けるには?」→「離職者が多い介護施設に保育所を新設しよう」という普通の考え方。
保育所に子どもを入所させたいお母さんのニーズに応える、ごく自然な流れと言えるでしょう。

 

一方、永田町の場合、「保育園落ちた日本死ね」→「誰が投稿したのか?」→「#保育園落ちたの私だ」という推理ゲームのような思考回路。
待機児童の問題が、発信者が匿名ということでその真偽の追及から犯人探しのようになってしまいました。問題の本質、肝心なところが置き去りです。これでは待機児童は減りませんし、1億人が活躍することはできませんね。