車いすに変形するベッド量産型を発売。-介護ニュース
記事公開日:2016/04/25、
介護の中で、介護者にとって身体的に負担が大きいのが、移乗介助。ベッド-車いすの移動をサポートする移乗介助は、重度要介護者であれば介護者2〜3人で行うこともあります。
パナソニックは、車いすに変形するベッドの量産モデルを2017年1月に発売。介助を受ける人の離床機会の増加、介助者の負担軽減が期待されます。
出典:日刊工業新聞
https://newswitch.jp/p/4437
介護現場での重度要介護者の移乗介助は、複数の介助者による持ち上げ移乗がよく行われています。身体を持ち上げる移乗行為は、介助者への身体負担が大きいと同時に、介護を受ける高齢者にとって不安があるものです。
身体の向きをかえる体位変換であれば、ベッドの高さを上げることによって介助者の身体負担を軽減することができます。しかし、ベッド-車いすの移乗では、高齢者の足が床につくようにベッドの高さを低くするため、介助者はそれに合わせて無理な姿勢を強いられることがあります。
介助を受ける高齢者にとっては、身体を持ち上げて運んでもらうわけですから、手がすべって落下しないだろうかと不安があります。宙に浮いている高さも時間も違いますが、心境としては飛行機の離陸から着陸までパイロットに命を預けるのに近いのではないでしょうか。
そこで、パナソニックがロボット技術を応用して開発したベッドです。
来年1月、車いすに変形するベッド「リショーネプラス」が発売されます。
ベッドの半分が電動フルリクライニング車いすに変形する、重度要介護者向け離床アシストベッドです。2014年投入の限定販売品で得た意見を反映した量産モデルで、車いすに変形するベッドの左右が選択できるなどの工夫が加えられました。
中国や台湾などからも引き合いが多く、サンプルを出荷して市場調査を行っているそうです。
重度要介護者の安全でスムーズな移乗介助と離床機会の拡大、介護者の負担軽減は、海外でも期待されています。
寝たきりの状態であれば、景色はほぼ天井です。しかし、車いすに乗車すれば、見える世界がかわります。見上げていた瞳と見下ろしていた瞳が、同じ高さで交わるようになります。
ロボット技術が、高齢者の心と身体を元気にしてくれるのです。
電話1本で、誰かを元気にすることもできます。
ダウンタウンの松本人志さんが投稿した、母親と電話した様子のツイッターに感動の声が寄せられるなど反響が広がっています。
久しぶりに母親と電話したら、母親がずっとしゃべり、松本さんはうなずくだけ。途中から全然聞いていなくて子守唄みたいだった、という内容です。
息子とつながっていることがうれしい母親、話を聞いていないと冷徹なようで子守唄と表現するところに母親への思いが感じられるつぶやき。
じんわりと温かいものが心に染みわたるエピソードですね。
熊本地震が発生し、「ダウンタウンの笑いはこういう時は不謹慎ですね」と自身の笑いについて語っていた松本さん。
復興への道が明るく照らされ、ダウンタウンの笑いが求められる日が早く訪れることを願います。