中央区、筋萎縮性側索硬化症・ALSの老人ホーム・高齢者向け住宅 4件

中央区の老人ホームの特徴

中央区はその名の通り、東京都のほぼ中央に位置する自治体です。中央区の男女総人口はおよそ122,724人と少ないですが、日本橋や銀座といった商業地域やオフィス街があるため、昼間人口は60万人と膨れ上がります。
中央区に住む65歳以上の高齢者は19,497人と16％を占めています。高齢者の中で要支援認定を受けている方が981人。要介護認定を受けている高齢者は2,913人となっています。中央区の特養や老健などの介護保険施設は全部で7施設あり、定員は429人です。老健や特養に入居できない高齢者で介護サービスを受けたい場合にはサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）や有料老人ホームに入居するか、在宅生活を続けていくということになります。
認知症対応型共同生活介護（グループホーム）は3施設で定員45人、サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の数が2施設で住宅戸数が27戸、有料老人ホームが3施設で定員252人となっています。（2016年2月時点のデータを使用しています。）

中央区の高齢化率

中央区の高齢化率は東京都全体や日本全国の平均から見ても下回っています。全国的に見ると今後高齢化率はさらに高まっていくと言われていますが、中央区に関しては平成25年から平成27年までは少しずつ増加し、その後低下していくと見られています。高齢者全体で見ると後期高齢者の割合が年々増加しており、今後も増えていくと見られます。
また、高齢者のみの世帯や高齢者の独居世帯も増加傾向にあるそうです。特に、高齢者の独居世帯は東京都や国全体と比較すると割合が高く、平成26％時点で高齢者のいる世帯の約半分以上、49.2％を占めています。
中央区内の各地域で見てみると高齢者世帯の多いエリアは月島地域となっており、年々増加していると言われています。

中央区の高齢者の住宅環境、生活

中央区は隅田川や神田川をはじめとしたたくさんの河川があることから運河と水運によって発展してきました。
今でも水上バスが運行しており、河から東京の街を眺めることができます。家族や友達と利用すると忘れられない思い出になりそうです。
高齢化率が低い中央区ですが、高齢者のために様々な支援に取り組んでいます。例えばシニアクラブや生涯学習の教室を開いたり、介護予防のプログラムを用意するなど、高齢者が孤立することがないように工夫しています。また、一人暮らしの高齢者世帯が多いことを受けて、困り事に対応するサポートを行っています。日常生活の中で電球を変えたい、カーテンを取り替えたい、高いところにある物を取りたいなどのお困り事があった場合にシルバー人材センターの会員を派遣し、出張サービスを行います。65歳以上の一人暮らし高齢者世帯あるいは高齢者のみの世帯が利用でき、一回につき200円がかかります。
また、見守りキーホルダーというものを配布しています。これは外出先で倒れたり徘徊している方を発見した時にキーホルダーに書かれた番号で問い合わせをすることで氏名や連絡先を確認できるというものです。
このような仕組みで区内の高齢者を住民みんなでサポートしようと取り組んでいます。

中央区は人形町、水天宮など下町として古くからあるエリアと東側の埋立地によってできた勝どきや月島、晴海などの再開発エリア、銀座、日本橋のブランドエリアで成り立っていると言われます。それぞれのエリアでカラーがあるので好みに応じて選ばれることをおすすめします。
人形町、水天宮周辺は寺社が多く、風情あるエリアとして観光客からも人気の高い地域です。隅田川の岸辺には隅田川テラスという整備された遊歩道があり、散歩するのにピッタリです。また、昔ながらの東京の雰囲気を楽しめるエリアも多くあります。

開発エリアの勝どき、月島近辺は新しいマンションの建設も進んでおり、ファミリー層が多い地域です。それにともなってスーパーや商業施設も増えており、大変住みやすく、人気も高まっています。

銀座や日本橋のブランドエリアは圧倒的なステイタスを得たい人に支持を集めるエリアです。高級ブティックや一流のホテルが多く、昼間は観光客が多いですが治安もいいと言われています。大きな公園などは少ないですが、歩道には街路樹が植わっており、街中にいながらも自然を目にしながら過ごすことができそうです。

中央区の老人ホーム料金相場

中央区の月額家賃の平均は23万円～53万円、初期費用の平均は384.7万円～1,597万円ととなっています。東京都の月額家賃平均が19.2万円～34.8万円、初期費用が126.6万円～916.8万円なので、月額家賃・初期費用ともに相場よりも高額となっている老人ホームが多いようです。中央区内や東京都内での予算が厳しいという場合には近隣の他の地域でお探しすることが可能です。