羽村市、要介護３の老人ホーム・高齢者向け住宅 3件

羽村市の老人ホーム・介護施設の特徴

羽村市の総人口は、2018年2月で55,873人。65歳以上の高齢者は14,111人で全人口の25％を占めています。東京都で一番人口の少ない市です。

特別養護老人ホーム（特養）の数は3施設で定員は420人、介護老人保健施設（老健）の数は２施設で定員は200人となっています。要介護認定者（要介護３以上）の数は720人、14％の要介護者が公的施設に入居できない状態です。

住宅型有料老人ホームの数は1施設、介護付有料老人ホームは3施設、グループホームは２施設です。公的介護施設に入居できない高齢者は、民間の介護施設を入居先に選ぶことになります。
費用の面では「扶養家族の税金の控除」や、「扶養家族の医療費控除」の可能性もあるので、トータルの費用を計算し、公的施設と比較してみるのもよいかもしれません。

羽村市の高齢化事情

羽村市の高齢化率は全国平均よりもやや低く、2015年では24％と全国平均を３％下回っています。しかし高齢化は急速に進んでおり2040年までに10％も上昇すると予測されているため、介護サービスの必要性はさらに高まっていくでしょう。

また、羽村市だけではなく西多摩地域全体では（青梅市、あきる野市、福生市、羽村市、西多摩郡）人口に対しての特養の数が多く64ヶ所あり、老健や有料老人ホームの数も増えてきているため、高齢者の受け容れに余裕が出てきています。このため施設入居を目的とした、西多摩地域への高齢者の移動が始まる可能性もでてくるかもしれません。

自治体では高齢者の移送サービス事業をおこなっており、病院への通院、生活用品の買い物、公的行事への参加のための福祉車両を運行しています。

羽村市の高齢者の住宅環境、生活

羽村市は東京都多摩地域西部、都心から電車で西に50分の位置にある自然豊かな街です。1970年代から、ベッドタウンとして人口が増えましたが、現在東京都内では人口が一番少ない市のため、静かで落ち着いた場所が多く、老後を過ごしやすい街といえるでしょう。

住居面では、一定の条件を満たしていれば介護保険施設の居住費、食費の一部が軽減される制度があります。

生活面では、ボランティアによる高齢者サービスを実施しており、生活支援家事サポーター、介護予防リーダーを養成するための研修を行っています。また60歳以上の在宅の方への配食サービス、介護保険利用者負担額の軽減制度があり、条件を満たしていれば居宅介護サービスおよび施設介護サービスの利用額が軽減されます。

羽村市の老人ホーム料金相場

羽村市の老人ホームにかかる費用を見てみると月額家賃が大体21.4万円～29.8万円ほど。初期費用は288万円ほどかかるのが平均的なようです。東京都全体の平均月額家賃が19.2万円～34.8万円で初期費用の平均が126.6万円～916.8万円となっていますので比較すると家賃の価格帯が狭く選択肢が少ないということがわかります。羽村市内で条件に合う老人ホームが見つからなかった場合には隣接している調布市や府中市で予算に合う老人ホームが見つけられなかった場合には範囲を広げて羽村市で探してみるのもいいかもしれません。