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稲城市の老人ホーム・介護施設の特徴

稲城市の総人口は、2017年で87,461人。65歳以上の高齢者は17,726人で全人口の20％を占めています

特別養護老人ホーム（特養）の数は3施設で定員は334人、介護老人保健施設（老健）の数は1施設で定員は195人となっています。しかし要介護認定者（要介護３以上）の数はこれより多く842人、38％の要介護者が公的施設に入居できない状態です。
グループホームは3施設、介護付有料老人ホームは4施設,サ高住は３施設です。公的介護施設に入居できない高齢者は、民間の介護施設を入居先に選ぶことになります。
費用の面では「扶養家族の税金の控除」や、「扶養家族の医療費控除」の可能性があるので、トータルの費用を計算し、比較してみるのもよいかもしれません。

稲城市の高齢化事情

稲城市の高齢化率は低く、2015年では全国平均27％、稲城市は20％と7％も下回っています。しかし、2040年までに11％も上昇すると予測されています。

稲城市は郊外の街ですが、2000年あたりから人口が増え続けており、現役世代の割合が多くなってきています。しかし、高齢化も進んでおり、2040年には10人に3人が65歳以上の高齢者になると予測されているので、今後、高齢者サービスの必要性はさらに高まるでしょう。

自治体で行っている高齢者への医療サービスでは、老人性白内障手術に伴う特殊めがね等の費用助成があります。

稲城市の高齢者の住宅環境、生活

稲城市は都心から西へ電車で30分、東京多摩地域の街で、北は多摩川沿いの平野部、南は多摩丘陵の地形となっており、縄文時代の遺跡が多く発見されていることから、古代より人々の適住地であることがうかがえます。1970年代より多摩ニュータウンの開発で人口が急増しましたが、現在急速に高齢化しています。

住居面では、家賃債務保証制度を設け、連帯保証人の確保が出来ないため民間賃貸住宅へ入居できない高齢者への入居支援を行っています。初回保障料の一部助成を行い、退去時まで保障会社の金銭保障を受けられるというものです。

生活面では、高齢者理美容割引券、寝具乾燥サービス、火災警報器の給付など細かな身の回りのサービスがあります。

交通は、電車が2路線、バス路線も多くあり、稲城市循環バスのiバスも運行しており、車に乗らない高齢者の移動に役立っています。シルバーパスも発行され、都内を走るバスに安く乗ることができます。

稲城市の老人ホーム料金相場

稲城市の老人ホームにかかる費用を見てみると月額家賃が大体16.4万円～21.8万円ほど。初期費用は30.6万円～239.3万円ほどかかるようです。東京都全体の平均月額家賃が19.2万円～34.8万円で初期費用の平均が126.6万円～916.8万円となっていますので家賃・初期費用ともにリーズナブルな価格帯の老人ホームが多い地域と言えるでしょう。隣接している調布市や府中市で予算に合う老人ホームが見つけられなかった場合には範囲を広げて稲城市で探してみるのもいいかもしれません。