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葛飾区の老人ホームの特徴

介護保険サービスで利用できる介護保険施設は、葛飾区に28施設、定員は2,843人です。そのうち要介護1の方から利用できる介護老人保健施設（老健）は定員993人、介護療養型医療施設では定員72人。要介護3から要介護5の方が利用できる介護老人福祉施設（特養）では、定員1,778人となっています。
葛飾区の要介護認定者数は15,459人ですから、認定された方の8割は介護保険施設を利用できないということになります。要支援を受けた方と要介護認定を受けた方の大多数が介護保険施設以外の老人ホームや高齢者住宅を利用、あるいは在宅介護を選択されているということです。
葛飾区のサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）は27施設で戸数は925戸。住宅型・介護付き有料老人ホームは11施設で定員631人、認知症対応型共同生活介護（グループホーム）は29施設で定員504人となっています。（2016年2月時点のデータを使用しています。）

葛飾区の高齢化率

葛飾区の総人口は、442,665人。65歳以上の人口は97,406人で高齢化率は約22％、後期高齢者である75歳以上の人口は44,370人で10％。どちらも全国平均を下回っている数字です。
100歳以上の方も150人いるという葛飾区では健康寿命を伸ばすための様々な取り組みを行っています。
例えば公園には健康遊具を設置し、高齢者でも簡単なリハビリ体操ができるようになっています。また、高齢者の方を対象とした健康教室を開いたり、区内のスポーツクラブで一部利用料金が安くなるといった方法で支援を行っています。
また、葛飾区在住の高齢者で一人暮らしをしているという人が17,293人いると統計で発表されています。そして一人暮らしの高齢者の15.1％が要支援、要介護認定を受けています。

葛飾区の高齢者の住宅環境、生活

葛飾区では高齢者のための様々な支援を行っています。
銭湯の街として知られる葛飾区ならではの取り組みとして「ふれあい銭湯事業」というものがあります。これは月に一度区内の銭湯の開店前に健康体操やレクリエーションを行うというものです。65歳以上の方なら誰でも気軽に無料で参加することが可能です。

葛飾区といえば『男はつらいよ』の寅さんや『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉など誰もが知っているキャラクターの街として有名です。柴又駅の前には寅さんの像が、亀有駅の前には両さんの像が建っており、観光客や地元の人からも愛されています。
柴又帝釈天をはじめ、有名な寺社や葛飾あらかわ水辺公園などの公園も多く、自然や文化を身近に感じながら生活できる街と言えるでしょう。
ファミリー層も多く住んでおり、下町ならではの人の温かさを感じながら生活したいシニアにオススメの街です。人気のエリアは亀有、白鳥、金町、新小岩、堀切などです。治安がいい、家賃が安いなど魅力的な要素を揃えています。また、スカイツリーなど人気のスポットにアクセスし易いのも注目が高まる理由です。

東京都葛飾区の老人ホーム料金相場

東京都葛飾区の月額家賃の平均は17.1万円～21.1万円、初期費用の平均は15.2万円～123.3万円ととなっています。月額家賃、初期費用ともに東京都の平均価格よりも少しリーズナブルな価格帯の老人ホームが多いようです。