大阪市港区、鼻腔経管栄養の老人ホーム・高齢者向け住宅 2件

大阪市港区の老人ホームの特徴

大阪市港区の総人口は、2018年で81,092人。65歳以上の高齢者は22,628人で全人口の28％を占める高い割合です。
特別養護老人ホーム（特養）の数は5施設で定員は526人、介護老人保健施設の数は2施設で定員は270人です。しかし、要介護認定者（要介護3以上）の数はこれより多く1,686人で、46％の人が公的施設に入れない状態です。
介護付有料老人ホームは3施設、グループホームは9施設、住宅型有料老人ホームは1施設です。公的介護施設に入居できない高齢者は、民間の介護施設を入居先に選ぶことになります。
民間の介護施設のサービスは様々あり、港区では都心志向の高齢者のための施設が多くあります。他、プライベートの充実、交流イベント、認知症サービスの充実など、施設にはそれぞれの特徴があるので実際に見学にまわられることをおすすめします。
費用の面では、施設入居による「扶養家族の税金の控除」の可能性があるのでご家族で話し合ってみるのもよいかもしれません。

大阪市港区の高齢化率

港区の高齢化率は、2015年で26%と全国平均を1％下回り、2040年までに6％も上昇すると予測され、10人に3人が高齢者になるという、高い割合になります。このため、高齢者施設やサービスの重要性はさらに高まっていくでしょう。
都市整備が充実している区ですが、区の人口は減少し続けており、少子化についても、市内で低い状態が続いているため、高齢化と合わせての人口バランス対策が必要となっていくでしょう。
区の高齢者サービスに、地域包括支援センター、総合相談窓口があり、高齢者や家族の支援サポートを行っています。

大阪市港区の高齢者の住宅環境、生活

港区は大阪市の西部に位置し、西は大阪湾に面し、北は安治川、南を尻無川に囲まれた地域です。中世から新田開発がされ、戦後に隣接する区とともに盛り土された造成地域です。
区には国際貿易港のひとつの「大阪港」があり、日々多くの大型貨物船や客船が寄港する、国際・国内航路の拠点となっています。中世から、商業や海運の中心地として発展してきた歴史があり、近代では工業地帯として栄えた、古くから経済の要となる地域です。
内陸は住宅街が広がっていて、電車や地下鉄、バスなどの公共交通も豊富なため、移動に便利な場所となっています。中心地にも近く、阪神高速道路も通り、高速バスも出ているため、客船と合わせて、旅行好きな高齢者の方には都合のよい地域だといえるでしょう。

大阪市港区では社会福祉協議会が中心となって高齢者の生活のための支援を行っています。
地域で高齢者がいつまでも安心して暮らせるよう、地域で見守りの目を強めています。「地域見守りコーディネーター」といって高齢者を支えるための知識やノウハウをもった人を増やし、住民同士で助けあえるようにネットワークを広げています。「地域見守りコーディネーター」は老人憩の家の他、地域の事業者が支援をしています。喫茶店やパン屋さんなど身近なお店が見守り事業に協賛し、孤立したり認知症で困っている人に手を差し伸べています。
大阪市港区は戦前は大阪市内でも最も人口の多い地域でしたが、大阪大空襲で被害に遭い、その後再開発されてレジャー施設、工業地帯として栄えました。中でも有名なのが天保山ハーバービレッジです。天保山は日本一低い山として知られ、現在は海遊館や天保山マーケットプレイスなどがあり、たくさんの人で賑わっています。かつてサントリーミュージアムという名称で営業しており、現在は大阪文化館・天保山という名前に変更された施設は港区出身の建築家、安藤忠雄によって設計されたもので、大阪市を代表する近代建築となっています。

大阪市港区の老人ホーム料金相場

大阪市港区の月額家賃の平均は15.6万円～21.4万円、初期費用の平均は200万円～679万円と大阪府の平均よりも高い相場となっています。
大阪市港区内で希望に合った老人ホームが見つからない場合には他のエリアで予算にあった老人ホームを探すことが可能です。